TOP/コラム/少子化を止めるには? 制度でなく、愛情から考える

少子化を止めるには? 制度でなく、愛情から考える

経済学者が辿り着いた、冷たい結論

経済学者の成田悠輔氏は、先進国の少子化問題について興味深い分析を行っています。

ABEMAの番組では「豊かになればなるほど、人間は子どもを産まなくなるのではないか」と問い、
少子化の本質的な原因が、経済的豊かさと多様なエンターテインメントの普及によって
「子どもを持つ動機」が相対的に薄れていることにあると指摘しています。

成田氏はさらに踏み込んで、先進国が少子化を本当の意味で「止める」ためには、
政府や国として産む子どもの数を管理・誘導するくらいの介入が必要だという思考実験を提示しました。

これは非常に挑発的な仮説ではありますが、同時に私たちに問いを突きつけます
自由意志に任せた社会では、少子化は構造的に避けがたいのではないか、と。

「人力」が必要ない時代と、産む動機の変容

歴史的に見ると、農業社会においては
子どもは労働力であり、老後の保険でもありました。

子を持つことが「生存戦略」として合理的だった時代は終わり、
現代の先進国では子どもを持つことは「選択」になりました。

選択肢が増えるほど、
子育てという多大なコストとリスクを伴う選択をする人は減っていく

これは理にかなっています。

キャリア、趣味、旅行、自由な時間。

子育て以外の人生の充実が手に入る時代に、
「なぜ子どもを持つのか」という問いへの答えは、
より個人的で感情的なものにならざるをえません。

BiBiOが信じる、人間的なアプローチ

政府の補助金や保育所の整備はもちろん重要です。
同時に、少子化の根を辿れば、そこには夫婦の関係性の問題も関係がないとは言えない状況です。

「セックスレス」は日本において深刻な課題です。

日本家族計画協会の調査によれば、
夫婦のセックスレス率は約50%を超えるとも言われています。

日常のストレス、
コミュニケーション不足、
ボディイメージへの不安、
性への億劫さや罪悪感
様々な要因が重なって、最も親しいはずのふたりの間に、
静かな距離が生まれていってしまうことは珍しくありません。

子どもを「産む・産まない」という選択以前に、
パートナーと愛情を持って向き合える関係があるかどうか。

そこに、少子化問題の人間的な核心があると思います。

BiBiOの使命——愛情表現を、もっと豊かに

BiBiOが伝えたいのは、性をもっとポジティブに、
もっと丁寧に、大切なこととして扱ってほしいということです。

ふたりでいる夜に、少し丁寧に時間をかけてみること。

パートナーの体に触れることを、義務ではなく喜びとして感じられること。

性的な充実が、感情的なつながりを深め、関係を長く豊かにしていくこと

制度や政策では届かない、人と人の間にある温もりの部分。

BiBiOはその小さな一助になれると信じています。

そしてそれが、すこしずつ、社会の空気を変えていくことにつながるかもしれない。

少子化の「答え」はわかりません。

簡単に解決できる問題でもありません。

そして社会的サポートや制度への懸念や、ストレス社会などもとても大きな原因にあると思います。

でも、愛情を大切にすることが間違いでないことだけは、
確かだと思います。

参考:成田悠輔氏発言(ABEMA「先進国の少子化問題と豊かさの関係」)
日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」(夫婦間セックスレスの実態)

お問い合わせ

CONTACT