9月14日、二子玉川髙島屋で開催された「FemCafe 2026」に参加してきました。
大人世代の女性を中心に、「いつまでも、美しく健やかに」というテーマのイベントということで
BiBiOとしてどんな反応をいただけるのか、正直少し緊張しながらブースに立ちました。
蓋を開けてみると、40代から70代くらいまでの方々の反応に驚かされました。
いちばん楽しそうに話してくれた、40〜60代の方々
過去に出展したフェムテック系イベントでは、20-30代の方々がメインのお客様の層であることが多く
今回の、大人世代の日本人女性の方々からの反応は未知でした。
けれど実際にブースの前で足を止め、いちばんポジティブに、いちばん楽しそうに話を聞いてくださったのは、
40代から60代前後の女性たちでした。
「これ、いいわね」
「若い子だけのものじゃないのよね」
「こんな可愛かったら、テンションあがっちゃう♡」
そう言って、興味津々に手に取ってくださる方がとても多くいらっしゃいました。
考えてみると、この世代の方々は、ファッションや美容においても
「年齢を気にせず、自分らしく美しくありたい」という価値観をすでに体現されている層です。
流行に左右されず、自分の感覚で「好き」を選び取ってきた方たち。
その感覚は、性というテーマにおいても、実はとても相性がいいのかもしれません。
年齢や世間体を理由に自分の心地よさを諦めない。
むしろ「今だからこそ、もっと自分を大切にしたい」という方が多かった印象で
BiBiOチームの私たちの方が、パワーをいただいた、そんな日になりました。
「性もウェルネスのひとつだよね」という、共感
もうひとつ、強く感じたことがあります。
「性の健康も、ウェルネスの一部として当たり前に語っていい」という考え方に、
想像以上に多くの方が、うんうんと頷いてくださったことです。
食事や睡眠、運動については、当たり前のようにケアの対象として語られる時代になりました。
けれど性については、まだ「話しづらいもの」という空気が根強く残っています。
だからこそ、「大事だよね」とまっすぐに同意してくださった方々の言葉には、
驚きと同時に、確かな手応えがありました。
タブーとして遠ざけるのではなく、健康や幸福の一部として捉え直す。
その感覚は、思っていた以上に多くの人の中にすでに芽生えているのだと感じました。
自己肯定感と性的満足度は、互いを高め合う
このテーマを裏づけるように、興味深い研究があります。
ドイツで11,000人以上を対象に12年間にわたって行われた大規模な追跡調査によると、
自己肯定感と性的満足度の間には「相互向上」とも呼べる関係があることがわかっています。
自己肯定感が上がると、その後の性的満足度も高まりやすく、
逆に性的満足度が上がると、次の時点での自己肯定感も高まりやすい。
どちらか一方が原因なのではなく、両者がぐるぐると支え合っているという結果です。
興味深いのは、この関係が年齢の高い人、そして女性においてより強く現れていたという点です。
パートナーがいるかどうかは、この関係の強さそのものにはあまり影響しなかったといいます。
つまり「今、恋人や配偶者がいるかどうか」以上に、「自分自身が性とどう向き合っているか」が、自己肯定感を左右しているということになります。
この結果は、FemCafeで出会った40〜60代の方々の反応と、静かに重なって見えました。
自分の心地よさを諦めない世代ほど、性を含めた自分自身のウェルネスに、
固定概念にとらわれずに、前向きで、自然に目を向けているのかもしれません。
タブーではなく、ウェルネスとして
BiBiOが目指しているのは、まさにこの感覚を当たり前にすることです。
性を特別視して隠すのでも、若い世代だけのものとして扱うのでもなく、
食事や睡眠と同じように、年齢を問わず誰もが大切にしていいウェルネスのひとつとして語ること。
FemCafeでいただいた「大事だよね」というひと言、そして「若い子だけのものじゃない」という声は、
その方向性が間違っていないことを、改めて確信させてくれました。
年齢を重ねるほど、自分を大切にすることが上手になっていく。
そんな社会に近づけるよう、これからも一歩ずつ、活動を続けていきたいと思います。
愛する、を美しく。
参考:Weber, E., Hopwood, C. J., Denissen, J. J. A., & Bleidorn, W.「Self-Esteem and Sexual Experiences」Personality and Social Psychology Bulletin(2024年)/ドイツ pairfam調査(11,000人以上・12年間の追跡データ)